1・21また、元の木阿弥? (2017/01/20)
ラバージャット(汚職贈賄事件摘発)を推進していた中心人物、STF(連邦最高裁判所)のテオリ・バスケが乗る飛行機がパラチ空港を飛び立ってすぐに墜落した。氏を含む4人が死亡。1人生存らしい。このニュースはネットやTVを駆け巡り、多くのブラジル人にはトランプの大統領就任どころではなかった。 彼によって、かつてないほど強硬に汚職贈賄事件の摘発が次々に行い、ブラジルも少しは良くなるだろう、という光明が差し始めた矢先だっただけに、彼の死は本当にがっかりした。 あまりにがっかりした友人が深夜に電話してきたほどだ。これでまたブラジルは、政治家が私利私欲を肥やし放題、汚職し放題のもとの状態に逆戻りする可能性がでてきた。彼が暗殺された可能性も拭い去ることができずSTFの職員の多くが、彼の後釜になることをしり込みしているそうなのだ。墜落した飛行機にはブラックボックスがなく墜落原因はよくわからない。僕はてっきりすべての飛行機にブラックボックスがあるものと思っていたが、個人所有の飛行機や軍用機にはつまれてないものもあるらしい。 現在のところ、彼の死は天候不良による飛行機の墜落が主な原因になっているが、多くの人は暗殺を疑っている。前大統領、前々大統領の元で働いていた彼は、今、汚職贈賄事件で告発されている両大統領の秘密を握っているから殺されたというのが多くの見方だ。ブラジルの過去の歴史でも、暗殺された政治家や大統領は結構いる。去年、リオでは、多くの議員候補が暗殺されている。 これからブラジルはどうなるのだろう。今まで以上に分からなくなってきた。
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