1・23 アパートにヤブキリが (2017/01/22)
ここ数日、雨がしょぼつく、肌さむい天気が続く。誰がいったか「サンパウロは1日には四季がある」という言葉を聞いた覚えがあるが、急に暑くなったり肌寒くなったりで、身体の適応も大変である。ここ数日、朝は長袖を着ている。 先日、ゴキブリ退治用のホウ酸団子を作ったが、イマイチ効いている様子が無い。粉のホウ酸がなかったので液体ホウ酸を小麦粉に混ぜたのがまずかったのかもしれない。夜、電気をつけて見ると、食べている様子はあるのだが・・・。2軒の薬局で、売り子にきいて探したのだが2軒とも粉はなかったのであきらめて液体をかったのだ。もう一度探してみようとおもっているが、見つけることができる可能性は低そうである。 以前は、日本で見かけるクロゴキブリほどの約3センチのゴキブリがいたが、いつのまにかにいなくなった。サンパウロのゴキブリは、茶色で頭部に柿色の点がある。時に飛んだりするので怖い。日本のゴキブリ同様テカテカである。どうも、クモやガ、ゴキブリなどの昆虫は苦手なのである。小学生の頃も、しばしば便所の壁に手のひらほどの巨大なクモが貼りついていて、しばしば小便に行けなかった覚えがある。 昨日、ベッドの横でガサコソ何かが動いていたので見ると、なんと胴体部分5センチ、脚も合わせると7~8センチほどのバッタがいた。なんで大都会サンパウロのど真ん中のセントロに、しかも22階のアパートこんなバッタがいるのだ?! このまま放っておくわけにもいかず捕まえようとした。なんと、なんか怖いのである。小学校時代は平気で素手で捕まえることができたのに! 自分でも驚いた。ひとつには、凶暴そうな鳥の口ばしのような口を持っていたこともあるが、30年以上接しない間に、無機的でテカテカしている羽根やトゲトゲの脚を触るのに軽い嫌悪感を覚えるようになっていた。それでも、なんとか素手で捕まえてベランダに放してやった。おそらく風に乗って入り込んできたのだろう。しかしアスファルトだらけのセントロに棲息していたとは驚きである。 ネットで調べると、日本のヤブキリそっくりである。ただし、背中にヤブキリのような茶色い線はない。昆虫を捕食するらしい。もしかして、アパートでゴキブリを捕食していたのでは? と考えたが、初めて家でみたのでそれはないだろう。都会にもいろんな昆虫が生息しているものである。
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