2・5 今年のカーニバルは (2017/02/04)
空がすっかり高くなって秋空の装いである。 今年のサンパウロの夏は、暑い日もあったが、雨の日も多く肌寒い日も多かった。どちらかと言えば後者の印象が僕には強い。 暦では、今月末がカーニバルである。去年、プレ・カーニバル撮影中にメニエル病を再発し、去年1年はぱっとしない1年になっただけに、どうも写真を撮りに行く気が起こらない。とは言え、ブラジル最大のイベントだけに行かないのも、もったいないので、せめて、煩い規制のないカーニバル・デ・ルア(路上カーニバル)は撮りに行きたいと、思っている。体調と暑さ次第である。もう、あれから1年もたつが、ときどき目まいを感じ、まだ完調とは言えないのだ。 リオやサルバドールでは、市民はカーニバル・モードに入っているらしい。週末、広場などでは、バッテリア(打楽器隊)などが出て、多くの人がサンバを踊っている様子がTVに流れる。 困るのは、この期間、政治も仕事も、多くのモノがストップしてしまうことだ。昔からカーニバルが近づくと、何もかもが動かなくなる、とよく言ったものだ。それでも今年はTVみていると、カーニバル期間も働いている商店や企業も増えるらしいレポーターの質問に従業員が「今は休んだら、職を失うからね」と語っていた。現在、公証失業率は120万人。しかし実際はもっといるだろう。それだけに、職を失う人がカーニバル中も働く人が増えそうなのだ。 冷蔵庫をまだ買っていないのだが、今の時期に買ってきちんと届けてくれるだろうか? 悩ましいところである
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