2・12 盛り上がらないカーニバル前 (2017/02/11)
サンパウロを「きれいな町に」を掲げ、ドリア新市長が落書き消しや、路上生活者の更生など、さまざまなことをしている。おそらくその一つなのだろう。去年はカーニバル前にたくさんのブロッコ(チーム)がセントロの町を練り歩いていたが、今年はまだひとつも僕はみていない。 確かに彼らは、夜中まで大音響で歌いまくり、タイコをうちならし煩い。その上、ビールや清涼飲料水を飲みながら行進するものだから、彼らが去った後は缶やペットボトルが散乱している。周囲に住む人間にとってはうっとうしくてしょうがない存在だ。しかし、いざ、なくなると妙に寂しい。 バラ・フンダ区のラテンアメリカセンターでカーニバルのイベントがあるというので写真を撮りにいった。メトロ駅構内からして、頭飾りを付けたり、被り物を付けたりした、たくさんの若者たちが溢れていて驚いた。すぐ隣にあるセンターに行くと、ここも一杯。センターに行くための陸橋を渡っているとあまりの人で揺れていた。ブラジルの建築物は地震が無いのでもろい。その上、手抜きなどもあるだろうから落ちる可能性は十分ある。怖かった。途中から、あまりにたくさんの人に驚いた主催者が陸橋の通行を禁止した。 橋上から、センターを見ると端の方に舞台が設けられ生演奏が行われていた。センターは敷地一杯の人である。しかし、人々はイマイチのりが悪い。あまりの人のせいか? 演奏がヘタなせいか? わからないが、帰る人も多く見かけた。おそらく、集まった人々は踊る気満々でいったにもかかわらず、音楽はイマイチノリが悪く肩透かしを食ったのではないだろうか?? 下に降りても人が一杯すぎて絵にならないだろうし、泥棒だらけでノミのように寄ってくるだろうから、いいシーンを探す気にならずそのまま引き返した
|