2・13 変わる撮影方法 (2017/02/12)
3時からアウグスタ付近でブロッコ(カナバルチーム)が路上に出ると知り、写真を撮りに出かける。以前は、望遠、中望遠、広角レンズと一通りレンズをもって出かけたがやめた。というのは、とにかくスリ・泥棒が多いのである。犬に集まるノミのごとく集まってくる。カバンの中に入れていても、撮影中こちらの気が逸れている間に中を探ってくる。最近は、撮影に行くたびに探られている。こちらが気づいてみても、さっと手を引っ込めて踊っている振りをして人込みの中に逃げてしまう。警官の前でも平気で狙ってくるのだから腹立たしい。人が多すぎて警官も目が行かないのである。いつも未遂に終わっていたが去年ボロボロ望遠レンズを盗まれた。それ以来レンズはカメラにつけたもの1本にしたのだ。相手が一人なら、なんとか防ぐことができるかもしれないが、数人になるとそうもいかない。人が集まる場所に行くときはとにかく余分なものは一切持って行かないことだということが、レンズを盗まれて身に染みてわかった。 撮影の仕方も少し変わった。ある程度撮ったら、たらたら居続けないでさっと帰ることにした。つい、もっと良いシーンをと思って、いろいろ歩き回ったり、シーンを狙って居続けたものだが止めた。もし、ここが日本なら盗まれてもなんとか新たなカメラを買うこともできるだろうが、ブラジルではそうもいかない。プロ用のカメラはあるにはあるのだが、店で買えば、定価の1・5倍から2・5倍する。そんなお金は逆立ちしてもでてこない。 気に入った写真を撮るためには、ますます運に頼ることが多くなった。その運をうまく捕まえるには、今まで以上に逃さず見つける目と撮る技術が必要になってくる。たかだか、シャッターを押すだけでもいろいろと難しい
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