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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
2・26サンパウロもカーニバルが開幕 [画像を表示]

2・26サンパウロもカーニバルが開幕 (2017/02/25)  雨が降ったり止んだり。粒の大きな雨はふらなかったが、霧雨のような雨が降る。暑さや日差しに弱い僕にはちょうど良い。カーニバル・デ・ルアに写真を撮りにいくつもりにはなっていたが、いつ行くのかが問題であった。新聞に出発時間がかかれているが、その時間に場所にいくと、ほとんど関係者の人間しかきておらず、出発は2時間後なんてことが今まではザラにあったからだ。
 3時に家を出発することにし、用意をして待っていた。窓の外から、音楽や歓声が風に乗って流れてきた。どうやらパレードははじまったらしい。新聞の情報では、レプブリカ広場あたりのブロッコのようだ。
 3時を過ぎたあたりに出かけると、ちょうどコンソラソン通りに入ってきたパレードに遭遇した。ラッキーである。それにしても人が多い。通りは人人人。人で埋め尽くされていた。皆思い思いの装いで踊っている。いや、歩いている。これだけ人が多いと人に当たって踊るのも難しいのだろう。男性は多くが上半身裸、女性はビキニ姿、胸の小さな女性はTシャツにノーブラなんていう人も多かった。カチューシャ、にペインティング、化粧、バナナの着ぐるみまで、それこそ思い思いである。ビール缶やアルコール瓶(本当は瓶は禁止されている)を片手に好き勝手に踊っている。
 まさにこれこそがカーニバルの原点だと思う。カーニバルのおこりは、大まかに言って日常のうさばらしであるから、カーニバル・デ・ルアは昔のカーニバルそのものである。サンボドロ(カーニバル会場)のパレードはサンパウロもリオもすっかり企業化してしまい、金金金である。パレード参加費も入場チケットもかなり高い。今や海外からの観光客用や金持ち用になっている感がする。
 酒を飲んで、踊って汗をかいて、また酒を飲んで・・・・、きままに、自由に。まさにサンパウロのカーニバル・デ・ルアはブラジル人向きのカーニバルである

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