3・22 萎びたマンゴー (2017/03/21)
いつも買うメルカード近くで果物を売るおじさんカメロー(路上販売)に行くと、しなびたマンゴーしかなかった。普段は新鮮そうな果物ばかりで幾分小さかったが、質はよかった。その上、おじさんが良いものを選んでくれていたので、まずハズレを買うことはなかった。 しかし、今日売られていた果物は、アボガドは黒いしみがあるし、マンゴーは萎びていて古いことがすぐわかった。そんな萎びたマンゴーは繊維が多くておいしくない。買うのをやめようと思っていた。しかし、おじさんは買うとも言っていないのに、売っているマンゴーの中から良さそうなモノを選んでビーニール袋に入れ始めた。断ろうと思ったが、妙な必死さを感じたので、そのマンゴーとスターフルーツを買った。いつも良くしてくれているので「まっ、いいか」と思ったのだ。 家に帰ってマンゴーを食べると、やはり繊維が多くおいしくなかった。マンゴーはやはり古かったのだ。スターフルーツも古くなって端が茶色くなっているものが多かった。こんな果物しか仕入れることができなかったということは、おじさんに何かがあったのかもしれない。今まで、よくしてくれたから、来週も同じような状態であっても少なくても何かを買うつもりではあるが、その次は考えると思う。 おじさんの無骨でブラジル人には珍しい恥ずかしがり屋なところが好きであったが、一度少額でもお金でも渡すと、ブラジル人はガラリと対応が変わり、お金に困るたびに頼んでくるようになることを経験上知っているし、僕にもそんな余裕はなかった。たまたま良い果物がなかっただけなら良いのだが
 | おじさんが果物を売る一角がある通り。この道を通るようになって5年以上になるが一度も日系人を見かけたことがない。見た目あまりきれいに見えないから誰もこないのであろう |
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