3・23 心配性 (2017/03/22)
寒い。 気温は下がってセントロで16度。寒いと言っても15度以上であるから、日本の人に、「そんなの寒いうちにはいらないよ」と言われそうであるが。 今年は、雨が順調に? 降ってサンパウロの貯水湖は危険水量を越え、そこそこの水量があるらしい。これからまだどうなるかわからないが、去年程心配することはなさそうである。それでも、どうなるのかわからないので、たくさんのペットボトルに水を貯め、植物の水やりなどに古い順から使ってまた水を詰めている。 ブラジルに住むようになって、用心深くなったと思う。それだけ、毎日何が起こるかわからないのである。流れ弾でポクリと死ぬこともあるし、散歩をしていて酔っ払いの車にしかれることもありえる。さらに、強盗はいたるところにいるから、はずみで撃たれたり刺されたりする可能性はじゅうぶんある。そんなことを考えていたら、外を歩く気にもならないが、危険な地の生活にいつの間にか慣れてしまった。自分でも少し驚いている。しかし、外にいる時は、常に少し緊張をしている自分を感じる。そのせいか、日本に帰国すると、道を歩いていて後ろに注意を払う必要も、周囲に気を配る必要もないのでどんどん感覚が弛緩していく。物足らないほどである。慣れとは恐ろしい。 いつも、高価なカメラを持っているので、特に強盗には気を付けている。歩いていて、おかしな奴には絶対ちかづかないし、近づけない。そのおかげか、襲われてモノを盗られたのは20数年で2回だけである。 今のところ、仕事に使うカメラは古くなったものも合わせ3台以上、レンズも数本あるし、PCも3台、水、食料などは常に1週間分を買いだめしている。特にPCやカメラなどは僕には購入できないほど高く、日本に行った時に早め早めに購入している。日本にいれば、壊れたときに、購入すればよいのだが、ここではそうはいかない。心配性なのである。自分でもそう思う。
 | サンパウロのような場所に住んでいるせいか、花や植物に癒しを感じる |
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