3・28なにがなんやらよくわからない (2017/03/27)
この頃、またマニュフェスタソン(デモ)が増えてきた。大統領反対デモ、ラバージャット(汚職贈賄)協賛デモ、給料値上げ要求デモなどなど。その多くの参加者は持っている旗や、バルーンを見ると、シンジカットや政治結社、学生などの人々が多いようだ。 しかし、付近を歩行者や商店はシラ~ッと見ている。デモ写真を撮った後、近くで買い物をしたが、その温度差には驚いた。週日に行われるデモのほとんどはこういった感じが多い。普通に働いている人間なら昼間からデモに参加することは困難だから、多くの参加者は関係者なのだろう。 たびたび、これらの参加者の多くは金をもらって参加している、という話や記事をたびたびみるが、その一方で「熱心な労働者もたくさん参加しているよ。今は、むしろ金をもらう人なんてほとんどいないよ」というような話も聞くし、その真偽は僕にはよくわからない。 デモ写真を撮っていて、顔を隠す人が増えてきた。写った写真がいろんなところに出て、警察にマークされたりする可能性があるからだ。そんな人が増えてくると、写真を撮る気が失せて来る。 警察はいろいろなところでこっそり写真を撮ったり、動画を撮ったりしていて、毎回参加している人などはマークされているだろう。聞いたところによると、友人の知人はデモ時の破壊行動の疑いをかけられ1か月も刑務所にいれられていたそうだ。考えただけでも怖い! そんなことから僕もできるだけ、写真をとられたり、ビデオに写ったりしないように気を付けている。だから、顔を隠す人の気持ちはよく解る。 逆に写真を撮ってくれとばかりにカメラの前で、大げさに拳を振り上げたり、旗を大げさに降ったりする人がいる。人によると、こういった人間たちは金をもらってやっているのだという。 今のブラジルはあまりに金や権力が複雑に絡んでいてその真偽はなにがなんやらよ僕にはよくわからない
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