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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
4・4喧嘩?

4・4喧嘩? (2017/04/03)  夕方、サンルイス大通りから、広場を突っ切ろうと思っていた。大通りの入り口あたりに入ったところで、3人の男が喧嘩をしていた。ちょうど広場の入り口、僕から4,50mの距離にあった。巻き込まれないようにそれ以上進まず見ていた。どうやら恰好風采から路上生活者の男たちであった。
 年配風の男が若干わか目の男を殴り蹴った。蹴られた方の後ろから、大柄な黒人がしのびより両腕を固めさらに打ち下ろした。若干若めの男はふらふらと、こちらの方に逃げてきた。2人の男たちは広場の方にゆったりと引き返していく。その時は、仲間どうしの喧嘩と思っていた。
 僕のすぐ近くまできた二人にやられた男に、一人の女性が、「どうしたの?」と聞くと男は何かを盗まれたようなことを言ったようだ。「彼のモノを盗んだのよ! 泥棒」と大声で言った。「泥棒! 泥棒!」と2人の男たちに向かってさけんだ。
 しかし、今まで僕が見た感じでは、男が何かを盗まれた感じはなかった。喧嘩としかみえなかった。普通強盗だったら、盗んだ後は走って逃げるが、二人の男は広場に帰ってベンチに座ったきりである。盗られたという男も、警察を探す様子もなかった。 一瞬、僕も「ポリシア!!」と叫ぼうかどうしようか迷ったが結局何もしなかった。いったいなんだったのだろう?
 改めて、最近の路上生活者の危険さを感じた。最近の彼らは、麻薬や酒ほしさに強盗に早変わりする可能性は十分ある。昔の路上生活者の多くは、足がふらつくほど酔っぱらっている人が多かったが、今の路上生活者は随分暴力的だ。気を付けなくては


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