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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
4・12 [画像を表示]

4・12 (2017/04/11) 「サメよ、サメ」若い女性二人が驚いて携帯で写真を撮っている。
 思わず吹きだしそうになった。彼女らがサメと言って写真を撮っているのは、メルカードの魚屋に運ばれてきた解体前のマグロであったからである。無知というかなんというか・・・。しかし、考えてみると、日本人と違ってブラジル人は、それほど魚を食べない。ましてや、日本のようにマグロの解体ショーなどを見る機会など滅多にないことに気が付いた。マグロをサメと勘違いするのも当然かもしれない。日本人でさえ、もしかしたら、本物のマグロ1匹を見たことが無い人もいるかもしれない。
 いろんな街路樹の花が咲くと必ず撮影し名前をしらべるようにしている。それは自分自身が動植物に興味があるから労力をおしまずにできる。ブラジルで一番有名な花とも言える、イッペーの花が咲くと、写真を撮るためにセントロ中あるくので、どこに何色の花が咲く木があるのか大体わかるようになった。写真を撮っていると、多くのブラジル人が立ち止まって携帯で写真を撮っていく。面白いことに、その中の何人かは、「これ何の花」と聞いてくる。ブラジルでイッペーは日本のサクラのように有名な花と思っていたが、どうやら多くのブラジル人にはそうでもないらしい。多くは、周りの動植物にほとんど関心を持たないようなのだ。それだけ生活に追われている人が多いということかもしれない。そんなとき、日本人の自然を愛出る気持ち、自然に対する感受性の豊かさを感じてしまう。

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1mほどのマグロ

 


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