移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
4・21 チラデンテスの日

4・21 チラデンテスの日 (2017/04/20) 朝6時。いつものように犬の散歩にでる。
 いつもと違って、街が静かだし、人通りが少ない。そのせいか街、いつも以上に暗いような感じがする。普段はこの時間に開いているバールもシャッターを下ろしたままだし、どうしたのだろうか? 出る時間が早すぎたか? と一瞬誤解したが、ちょっと暗いような感じはするものの夜明けの具合は昨日と同じほどである。突然、車がキュルキキキキと急発進する音が聞こえた。もしや、今日は休日なのでは、と気が付いた。
 休日の早朝は夜を徹して、酒をのんだり、踊り明かす若者が多く、飲酒運転が普通に行われるから怖い。いつ車がつっこんでくるかわからない。もし、今日が祭日と解っていたら、散歩はやめていただろう。普段ほとんど日曜祭日とは関係ない生活をしているからこんなことになる。
 普段は、古着を炉端で売っているおばさんもいなかったし、日系人が経営するバンカ(新聞・雑誌屋)も開いていなかった。リベルダージ広場には、ラジオ体操をする老人たちも誰もいなかった。
 こういう日はさっさと帰るのが一番良い。いるのはゴロつきや路上生活者くらいであるから細心の注意が必要である。前をいくおばさんも妙にびくびくしている。帰ってカレンダーを見ると今日は「チラデンテス」の日で祭日であった。これからは、もう少ししっかりカレンダーに注意しなくては!


前のページへ / 上へ / 次のページへ

楮佐古晶章 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2024 楮佐古晶章. All rights reserved.