4.25 ブラジル経済は? (2017/04/24)
寒くなったり、暑くなったり、こうころころ気温が変わると、身体が適応していくのが難しい。昨日は1日中曇った肌寒い天気だったのに、今日は一転して暑いほどである。まるでブラジル経済のようである。 IMFはブラジル経済に復調の兆しが見えてきたというようなことを言っているが、果たしてどうなのであろう? 相変わらず失業者は多いし、セントロを歩いてもシャッターを下ろしている店が多い。しかし、新しい店が入居し改装工事をしている店も出始めたから、少しはよくなっているのかもしれない。多くの庶民は買う金がないから、商品もあげるにあげられず、十数年ぶりに低いインフレのようだ。スーパーなどでも確かにモノの値上げラッシュは止った感じがする。 友人が言うには、国外の投資家が、ブラジル政治家の贈賄汚職事件に慣れてしまい、汚職・贈賄事件が発覚しても、投資を大きく引き上げるようなことをしなくなってきたから、ブラジル経済は落ち着いてきたんだ、と言っているが果たしてどうだろう。最近、ブラジルだけでなく世界の国にも、さまざまな事件が起こり、ブラジルの汚職贈賄事件が目立たなくなってきただけのような気がしないでもない。 とりあえず、言えることは、庶民の目から見て、ブラジル経済は決して良くないが、引くままで止って急変動しなくなってきたことは確かなようだ。
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