4・30 歳をとる (2017/04/30)
カリカリ音がするので見ると、机の下で50円玉くらいの大きさの白っぽいものを雌犬アズミが齧っていた。何かと思いよくよく見て見ると、どうやら奥歯の様である。彼女は抜けた自分の歯を食べようとしていたのである。固いものをたべると良くないだろうと思い取り上げた。 彼女は現在12歳。10歳くらいのころから歯が抜け始めた。今では、もう前歯がすべて抜けてしまっている。エサもお湯で柔らかくしてやるようになっていた。最近ではヘルニアを発症してしまい、抱くだけでもキュンキュン鳴くほどであったが、幸いにも毎日の温水入浴でマッサージして良くなった。雄犬ニンジャも目に少し曇りがでてきたような感じがする。それでも、2匹の犬たちは温水入浴するようになって動きが活発になってきた。やはり、血行は、健康の重要なファクターなのであろう。 日に日に、犬たちが衰えていく姿を見るのは辛い。犬が年とっているということは当然自分自身も年をとっているわけであり、少しずつ自分の身体も衰えて行っているのだと思うと怖い。40代までは自分が年取ってきたことはほとんど自覚もなかったが、50代になるとさすがに自覚するようになった。 彼らを未取っ手看取ってやるのは僕の役目である。その時のことを考えるのは辛いが仕方がない。
 | 黒がアズミ(前)茶がニンジャ(後ろ)。アズミは一見若そうに見えるが、もう歯抜けばあさんにになってしまった |
|
|