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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
5.3いらぬお世話

5.3いらぬお世話 (2017/05/02) アパートが近づき、今朝も散歩が無事終わったかと思っていると、後ろから「モッソ~(おにいちゃん))、」という声が聞こえた。振り向くとマフラーをしたデブのおばさんが、小走りで追いかけてきた。なんだろうー、と思っていると
「速く歩きすぎて、犬が大変でしょうー」という。
アホかこいつは!
と思ったが、そんな様子は顔に出さないで(そのつもりだが、むっとした顔になっていたのかもしれない)。「犬たちは慣れているから」と言った。アズミは僕の前を歩き、ニンジャは小走りで、少し後ろをついてきていた。そのニンジャの様子をみてかわいそうだと思い、そのおばんがわざわざ注意しに来たのだ! いらぬお節介だ!! とは言わないが、心の中で思った。ブラジル人はいかにも自分が動物愛護のふりをしてうるさく言ってくる。別に引きずって歩いているわけでもなく、ニンジャは立派に小走りでついてきているのに! その女は、さもわかったように「かわいそうに」と言った。「何がかわいそうなんだ。全然かわいそうじゃない!」 と言い捨てて歩き始めた。犬たちがさっさと行こう、と鳴き始めたからだ。
 ブラジル人の犬の散歩は犬が行くままに飼い主も歩くのが普通だ。僕の場合は、犬と人間の軽い運動もかねているから、徐々に歩くスピードをあげ、アパートの近くになると速足状態になる。別に長い距離を歩くわけでない。わずか30分である。それも最初の頃は身体を慣らすためにゆったり歩いているから、速足で歩くのは10分もない。その最後の部分を見て、ブラジル人のおばんはかわいそうだと言うのだ。煩いお節介はやめてくれ!
 ブラジル人はなんてお節介な奴が多いのだろう。何も解ってないのに、わかったように言う。こういう人間は警察まで呼びつけたりするから、気を付けなければならない。相手にしないのが一番懸命な方法であろう
 泥棒・強盗は多いし、動物の妙な愛護意識は強いし、あきれてしまうブラジル人がなんと多いことか。ちなみに、34%のブラジル人は、ブラジル人であることを恥ずかしくおもっているそうである。納得がいく


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