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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
6・15 ゲゲゲのシュラスカリア

6・15 ゲゲゲのシュラスカリア (2017/06/14)  公演予定の町についての夜、シュラスカリア(ブラジリアンバーべキュウレストラン)で夕飯をたべることになった。
 食べ放題で1人約1000円。安いと言える。サラダバーでベティハーバー(湯がいた甘藷
)やブロッコリーを取って、一口食べてがっくりした。古いのである。臭いがしていた。無理して食って腹を壊すのはいやだから口にしたものも吐き出した。さすが値段のことはある。僕が、普段から新鮮なモノしか食べないようにしているせいもあるだろう。古いものは耐えられない。皆をみると、気にせず食べている。せっかく皆がおいしく食べているところに水を差すようなことはいいたくなかったので何も言わなかった。水を入れたワイングラスを一口飲んで驚いた。グラスのガラスが5mmちかくもあるのだ。こんな厚いグラスで飲んだことは初めてだった。いったいなんだ! この店は、一見店はきれいそうに見えるが、使われているものは安物ばかり、サラダも長い間作りおきされていたものだし・・・。それでも何もいわなかった。楽しくたべられればそれでいいではないか。そう思った。いちいち文句を言っていたら、いかにも知ったかぶりをしているみたいなので、何もいわなかった。
 ピッカーニャ(肉の部位)を一切れ食べた。固い!! 噛んでも噛んでも、なかなか飲み下せなかった。それほど固かったのである。今までブラジルにきて食べた肉の中でもっとも固かった。サラダもダメ、肉もダメ・・・。オーナーらしきおじさんが、いかにもおいしいだろう、といわんばかりに、「どうですか」と聞きにきた。聞かれた男は「おいしいよ」と答えていた。もし、僕が個人的に来ていて聞かれたら、文句ばかりいったかもしれない。プロデューサーによると、町で安くておいしい店として有名な店らしい。30レアルだから、何もいわないけれど・・・。やはり、所詮30レアルの店である。
 オーナー自らが、勘定を一人一人行った。僕の支払いは34.3レアルだった。25センターボ2枚を見せると、2枚と取って、20センターボを返さなかった。普通だったら5センターボはいいよと言って25センターボ1枚しかとらないのに、このオーナーは2枚取っとってお釣りをよこさなかった。よっぽどお釣りはといおうかと思ったが、わずか20センターボ(6円)で怒るのも大人気ないからやめたのだ。金額でなくこのオーナージジイのけちさに腹がたった。10%とっていないし、まあいいや、と思っていたら、このケチジジイは途中で気が付いて、車に乗り込もうとしていたグループを慌てて呼び戻し、お金をとりたてようとした。グループの一人が、足りない部分は俺が全部払うからと言って10%分を払ってしまった。
 そのオーナー・ジジイは赤ら顔の白人でいかにも業突く張りの感じが漂っていた。グループの中の何人はまた行きたそうであったが、僕はもう2度といきたくなかった


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