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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
6・23 思い

6・23 思い (2017/06/22) ああだ、こうだ、と忙しい。これでお金がはいればいいのだが、交渉下手で思うように稼げない。ついつい、自分でもびっくりするほど安くしたりする癖がある。いつも後悔しきりである。ブラジルの場合、安くしたりすると、逆にこの人の腕は大丈夫かと疑われることがしばしばなので、そうするべきではないことは解っているのだが・・・。別にその仕事がどうしても欲しい、という訳で安くしているわけでなく、つい「良くしてもらったから」とか「長年のつきあい」とか妙な恩義を感じてしてしまうのである。
結局のところ、写真で金を稼ぐことをしたくないのかもしれない。最近そう思うようになってきた。しかし、僕が金を稼ぐ手段は写真と文章を書くことしかなから、これらを稼ぐ手段とするしかない。法外な値段をとるカメラマンもいるようであるが、彼らは金を稼ぐ手段としかみていないのではないだろうか? もちろん、それで何の問題もないのではあるが。それでは、他の仕事で金を稼いで、写真は自分の趣味として好きな写真だけ撮るようにすればいいのだが、根が不器用で他に何もできないからしょうがない。
だいたい写真なんて、カメラがどんどんよくなり、今では誰でもそこそこの写真は撮れる。状態さえよければ、すべてオートにしてシャッターさえ押せばおーっと思えるようなきれいな写真が撮れる。ブラジルでは、「7週間であなたもプロカメラマン」というような授業があって、どんどんプロ? カメラマンが量産されているようである。そんな訳で、写真で稼いでいくのはますます難しくなっている。
しかし、多い時で1日数千枚をとり、毎日カメラをどこに行くにも持っていると、体調が良ければ「思い」を写真に宿せるようになるような気がしないでもない?? そんなモノをだれが解るのか、という気がしないでもないが、そういうものがあるような気がするし、あって欲しい。


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