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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
8・3 おいしかったフグ刺し

8・3 おいしかったフグ刺し (2017/08/02) 買ってきたフグを早速食べる。あと、刺身に切るだけの状態に捌いてもらっているので薄く切るだけである。ところが、うちの包丁は日本製であるが、もう6年近い古いもので、刃は欠けてぼろぼろだし、その上一度も研いだことがないのでほとんど切れない。のこぎりのように何度も押したり引いたり、やっと切る状態である。そんな包丁では当然薄く切れるはずもなく、厚さ6,7mほどの刺身になってしまった。それでも魚とは思えない歯ごたえは、なかなかおいしかった。いつか、さっと一度引いただけで切れるような包丁を使いたいものだ。今度、日本に帰ったら、土佐包丁のいいのを買ってこようかな・・・。
食べる時には、切るのに一生懸命でフグ毒のことなどかり忘れ去ってしまっていた。おかげでおいしく食べることができた。昼、夜、晩と3食フグ刺しを食べたが、お腹を壊こともなく、まったく問題はなかった。今日は細かく切ってもらった頭とキモでフグ雑炊をつくるつもりである。
魚屋では、「気を付けてね」とかなり念をおしたし、フグを捌き慣れたオーナー自らが捌いてくれ、頼みもしてないキモを「おいしいよ」と言って渡してくれたので、フグキモは大丈夫だとは思うがちょっぴり心配である。一緒に買った、マグロのしっぽも塩焼きで食べている。これもなかなかいける。
 考えてみると、外食はまったくと言ってしなくなったが、食材はそこそこのモノを買って食べていると思う。僕が買っているものと同じものをレストランで買って客に出している訳であるから、味はそれほど変わらないだろう、いや、思いたい。しかし、いかんせん、料理の腕も道具も、ヘボ・ボロだからそこそこ以下のものしか食べられない。超がつくほどの面倒くさがり屋だから、料理の勉強をする気はさらさらないし・・・。そんな訳で、自分がある程度満足できるものが食べられればいいかな、と自分をなぐさめている。
人には、レストランと同じ食材を「食べて」いるから、レストランに行かなくてもおいしいものを食べていると見栄を張っている。実際は、食材が同じでも、味はずいぶん変わるだろう。とにかく、高知県人はみえっぱりなのだ。


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