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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
9・6アラカジュの印象 [画像を表示]

9・6アラカジュの印象 (2017/09/05) ブラジルの大まかな州都はほぼ行ったが、東北伯セルジッペ州の州都アラカジュの町は初めてであった。それだけにいろいろ町を廻って見たかったが、今回は町の写真を撮る仕事ではなかったので、ほとんど町を出歩くことができなかった。それでも、海辺の、のんびりした町だということはホテルやレストランの従業員を見て解った。アフリカ系黒人の血を強く引く肌が真っ黒い人が目に付いた。そして働く人は皆、さっさと機敏に動き、礼節をわきまえている人が多いような印象を受けた。サルバドールなどの人を食ったようなガイドやだらりとした労働者は、僕が関わった範囲では見受けられなかった。
 なにしろサルバドールのガイドはひどかった。もちろんそれはたまたまだったのかもしれない。島めぐりの周遊ツアーに参加したところ、ガイドたちはサンパウロからの白人系女性を見つけると、ハエのように近寄り、「ツアーが終わったらショッピングセンターに行こう」などと仕事中に大っぴらにナンパをしていた。ニヤニヤ笑いを浮かべたゲス顔は未だに忘れられない。しかし、ナンパされた白人系の女性もまんざらではない顔をしていたので、ついて行ったのではないだろうか。サルバドールにはサンパウロはもとより、ヨーロッパ辺りかも女性が男をあさりに売春ツアーで来ているようだ? 通りでヤシの葉で帽子や置物を作って売っていた男性が何か月後かに行くとペロリーニョに店を開けていた。聞くとヨーロッパ女性がお金を送ってくれたという。もちろん彼の才能見越した女性が投資したのかもしれないが、関係を持って貢いでもらったような気がする。そうしたサルバドールのようないやらしさ、危険な臭いはアラカジュでは僕の観た範囲では見うけなかった。むしろ人々はきびきび働き、気持ちが良かった。
 もうひとつ気が付いたのは、多くの女性は小柄でさほど太って無く普通の体型の女性が多く見受けられたことだ。腰がカバの様な巨大な尻をした人もあまりみかけなかった。どちらかというと小さく、日本人男性好みだと思う。移動用のマイクロバスの運転手に聞いてみると「そうだ、そうだ」と言って嬉しそうな顔をした。
 ただ僅か3日の間に見た印象であるから、それが正しいとは決していえない。とにかく町の印象は僕にはよかった。

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ホテルの窓から見た夜明け


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