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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
9・22たかが蚊なんて決していえない [画像を表示]

9・22たかが蚊なんて決していえない (2017/09/21) 夕飯を食べてちょっと横になっていると知らぬ間に寝てしまい、目が覚めると1時を過ぎていた。起きだして雑用をするには遅すぎたので、着きっぱなしになっていたPCと電気を消して寝る体制に入った。ところが、掛布団から出ていた左手が痒くてたまらなくなった。ベッドのそばに置いてあったケイタイをつけて辺りを照らすと、はっきりと蚊が飛んで暗闇に逃げるのが見えた。電気を消したので蚊が寄ってきたのだ。
 もう一度、電気をつけて、YOU TUBEを見ながら、蚊が寄ってくるのを待ち構える。1回目、腕に止っているのを見つけて叩いたが失敗。2回目はすぐ近くを飛んでいるのを叩いたがこれも失敗。その後2,3度よってきたが、その度に叩き殺すことを失敗し、ついに蚊はよっても来なくなった。諦めて電気をそのままつけて寝ることにした。それにしても腹立たしい。
 先日、サンパウロ州の都市でも黄熱病の予防接種を受けることができるようにポストが設けられた、とニュースがでていた。黄熱病と言えば、野口秀夫がワクチンを作ったことが有名である。その研究でサルバドールに数か月滞在していた。それを記念して歴史に街ペロリーニョのアフロ・ブラジリアン博物館にオブジェが設置されている。10数年前に、そのオブジェを初めてみたとき、野口英世がこんなところまで来たのだ、という感慨が沸いた記憶がある。その黄熱病がついにサンパウロ州まできているとは驚きであるし、ショックであった。今まで20数年サンパウロにいるが、サンパウロで黄熱病が危ないなんて話は一度も聞いたことがない。人の往来が頻繁になったこと、温暖化などで北から伝染してきたのだろう。
 去年の夏はデング熱とシクングーニャがサンパウロでも猛威を振るった。今年はさらに黄熱病が加わりそうな感じである。もう、たかが、蚊なんて決して言えない。


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夕のリベルダージ。三重県橋の上の車線はすっかり狭くなった。そのうちに歩行者天国になるのではないだろうか。

 


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