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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
10・2 ボリビアフェイラ [画像を表示]

10・2 ボリビアフェイラ (2017/10/01)  ボリビアが中心に開いているフェイラ(市)に行った。以前からあることは知っていたが、ブラス区のボリビアの市に比べ、観光化されていると聞き、今まで足が向かわなかったのだ。
 1月ほど前にブラス区のボリビア・フェイラに行ったが、周囲の荒れ具合は思っていた以上でフェイラに着くまで迷ったのではないかと心配した程であったし、身の危険を感じるほどまでは行かなくても途中の雰囲気は足が重たくなるほどであった。フェイラ自身も以前に比べ随分と出店しているテントが減り、半分ほどに減ったようにさえ感じた。それでも実際3割ほどへっていたように思う。ボリビアの人達は写真を好まないということは知っていたし、雰囲気悪いし、とても一眼レフでバシバシ撮るきにはならなかった。
 今回行った地下鉄アルメニア駅近くのフェイラは、ブラス区のモノに比べ、明るい雰囲気があったし、ボリビアだけでなく、ペルー、コロンビアなどのテントあり、もっと親しみのわくものであった。テントにいる売り子たちも、質問をすると気軽に答えてくれたし、客もブラジル人がいた。ブラスのフェイラは外国人に話しかけられること自体いやそうな雰囲気があった。それは単なる僕の思いすごしだったかもしれない。もともと、ボリビア人は恥ずかしがり屋の人が多く、母国ボリビアで話した時も口が重たい人が多かった覚えがある。
 食べ物をだすテントがたくさんあり、ボリビア料理を楽しめた。ポトシから来たという小柄な給仕人は、明るい、よくしゃべる男で、質問をするといろいろ教えてくれた。キヌアと呼ばれるヒエのような穀物いりのスープを一口飲んで、最初にボリビアに行った時に食べた懐かしい味がどわ~んと蘇った。個人的に言えば「うまい」といえるほどではなく、さほどおいしいとは感じなかったが、僕にとって懐かしいアンデスの味であった。スープにはジャガイモの保存食チューニョも入っていた。チューニョは1口食べるとリャマの野性的な臭いがした。僕にはそれ以外たいした風味も感じなかったがボリビアの人にはなんとも言えない懐かしいものなのかもしれない。日本食で言うと、外人にとってのトコロテンのようなものかもしれない。僕にも、トコロテンは味もそっけもない食べ物という覚えしかない。もっとも僕の食べたことのあるトコロテンは田舎のスーパーで買ったようなものしか食べたことがないかから本当のトコロテンのおいしさは知らない。本当のトコロテンはおいしいものかもしれない。
 散髪屋あり、民芸品店あり、サルテーニャ屋(餃子を少し大きくしたようなパイ)あり、面白かった。ブラス区のフェイラに比べると、アルメニア駅も近く、ずっと気軽に行けるので、今度また行きたい

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キヌアスープ。キヌアは芽? 根? がでやすく、煮炊きしているうちに出る・それだけ生命力が強いということか? スプーン上の白いモノが芽・根


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