12・6 呪いの儀式 (2017/12/05)
アパートの建物を出て、横断歩道を渡ろうとしたところで、途中の中央分離帯に置かれている3つの瓶を発見した。 最近は、セントロではめっきりみかけなくなったが、呪いの儀式である。瓶に鶏や牛のの内臓や死体を置き、ろうそくなどを立てて、呪う人物が住む建物の近くに置いて呪いをかけるらしい。 日系人の友人にきくと「アフリカ系の柔術でクレッシュ(もしかしたら聞き間違いかもしれない)と呼ばれていて日本の藁人形の呪いと同じようなものだよ」と教えてくれた。以前、やはり別の知人に聞くと、「見たら、蹴とばさなければならない」教えられた。このことを言うと、友人が言うには、蹴とばすと呪いが他の人間に行ってしまう可能性があるから気を付けた方が良い、という。どうやら、いろんなことが言われているらしい。おそらくいろんな説があるのだろう。 発見した時に、この呪いの瓶を、つい写真を撮りたい気持ちに負けてしまい写真を撮った。写真は大丈夫かと聞きくと、「自分も撮ったことがあるけど、それは大丈夫だったよ」と笑いながら教えてくれた。道すがら、人の怨念が籠ったものを撮ったのは良くなかったかな、と少し怖くなっていたのだが、友人の言葉を聞いて少し安心した。10数年前にも写真を撮った覚えがあるが、やはり何もなかった。大丈夫だと思うのだが・・・。何が正しいのかまったくわからない世界だけに少々おそろしい。友人の言葉を聞いて安心して、よせばいいのに、ついまた写真を撮りなおしてしまった。 今朝、瓶をみると、3つとも割られてぐちゃぐちゃにされていた。誰かが叩き割ったようだ。呪いも壊れてしまったのではないだろうか。
 | タバコがほぼ中心に刺され、黄色いのは玉ねぎ、周囲の赤黒いのは鳥の肝臓。 |
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