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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
12・16今年のクリスマスは [画像を表示]

12・16今年のクリスマスは (2017/12/15)  やっと夏らしい天気になってきた。昼間はあまりに日差しが強いので外に出たくなくなるほどである。
 久々に、ブラジル最大のビジネス街パウリスタ大通りを歩く。もう、かれこれ2か月以上きていないような気がする。大まかな様子は変わっていないが、ハンバーガーの店ができたり、無くなった店があったり、店舗の移り変わりはけっこう激しい。人通りが多い場所だけに、閉まっても即借り手が現れるのだろう。セントロではなかなかこうはいかない。シャッターが閉じられたままの店舗が随分ある。
 今日は、クリスマスを間近に控え、飾りつけが盛大にされているのではないかと思いやってきたのだが、大したことはなかった。銀行やショッピングセンターなど、ところどころでされているくらいだ。相変わらず人通りは多いものの、なんとなく寂れた雰囲気が漂っていた。先月、東京の賑やかな通りを見てきたせいでそうかんじるのだろうか? ブラジル経済はパウリスタを見る限りではまだまだ低空飛行のままのような感じを受けた。サイトを見る限りではよくなってきている、という記事も見かけるが、どうなのであろう。
 今日のニュースを見ていると、ブラジル国民の約25%が貧困らしい。こんな状態なのに、アフリカなどから移民や難民がどんどん来ているようだ。セントロでは、至る所でアフリカ人が見られるし、あちらこちらからアフリカ語が耳に飛び込んでくる。彼らはブラジルにやってきても、ほとんど働く場所はないから、最終的には犯罪を犯すしかない。ブラジル人でさえも働き場所がないのだから。国はますます悪くなるだろうし、貧困も増えるだろう。
政治家や資本家は度重なる汚職捜査で、表面的な汚職は少なくなったようであるが、より巧妙で大掛かりな汚職や犯罪が増えているようである。貧しい人々は、当たり前のように強盗をはたらき治安は悪化している。おそらく悪い事をしているという意識さえもほとんどないのではないだろうか?
 有能な人間や金を持った人間は、どんどんカナダやアメリカ、ヨーロッパに移住しているらしい。今後、この国はどうなっていくのだろうか?

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パウリスタ大通り


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