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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
12・21 より物騒になる年末 [画像を表示]

12・21 より物騒になる年末 (2017/12/20)  毎年、母の日や年末には、囚人が仮釈放され町に放たれる。今年の年末にはサンパウロで約7000人の囚人が釈放されるらしい。そんなニュースを見ると、年末の夜には出かける気持ちも失せてしまう。ただでさえぶっそうなのに、その上、囚人が放たれるなんて考えただけで恐ろしい。
 仮釈放は、囚人たちの人権を重視してのことらしいが、もしこれらの囚人が犯罪をして被害にあったら、その被害者の人権はどうなるのであろう。人権擁護団体が保障してくれるのであろうか? 釈放されるのは軽犯罪者たちらしいが、毎回、帰ってこない囚人も数%いるらしいし、その間、犯罪をする囚人もいるらしい。刑務所送りになっても、慣れてしまい刑務所を往復をするようになる者もいるのではないだろうか? 
刑務所が超過密になるほど囚人がふえるのは死刑がないためだと僕は思う。人を何人殺しても死刑になることはないし、うまくすれば、刑が軽くなったり恩赦で刑より早く釈放される可能性もある。
友達によると、国民の半数以上が死刑に賛成らしい。あくまで友達の話だから、あまり信用できないが、もし本当なら、それだけ多くの人が望むのになぜ死刑制度がないのだろう。国民の代表である大統領でさえ、汚職・贈賄犯罪などをする国だから、犯罪に対して甘いのであろう。リオの元市長は、州経済が傾くきっかけとなるような汚職贈賄をして収監中だし、ミナスの元知事だったか? ベロの元市長だったか? も汚職贈賄事件が次から次へと発覚している。この国で清廉潔白な政治家なんているのだろうか? もしかしたら、日本なども裏を覗けばたいして変わらないのかもしれないが、まだ少しはましなような気がする。 年末の夜・早朝は家でじっとしていた方が良さそうである。

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暦上では今日から夏


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