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     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
12・7キロオーバーを考える

12・7キロオーバーを考える (2017/12/27) 日本の格闘技大会「RIZIN」で女子格闘家のギャビが契約重量を12,7キロもオーバーしてしまったらしい。これで、また、日本でのブラジル人に対する印象が落ちた。残念だ。
 しかし、ギャビ本人のせいだろうか? 初めから仕組まれていたような気がしてならない。だいたいはなからこの試合は成り立つ要素がない。年齢だけでも21歳の差、体格的にも大人と子供である。対戦相手の神取忍がかなうわけがない。話題集めに利用しただけだと僕は思う。
 今まで、実際ブラジル人格闘家の、極真のフィーリョやグラウベを見てきたが、その格闘技にかけるストイックさやハングリーさは日本人以上のものがあった。練習風景をみていても凄いと思ったし、試合に掛ける気迫がビンビン伝わってきた。テレビでみるUFCのブラジル人格闘家の練習風景や生活ぶりを見ても、同様で真摯なものを感じた。それは女子格闘家としても同じであると思う。その格闘家が12キロ以上もオーバーするなんて考えられない。初めから試合する気がなかったか、あるいは初めから試合はしなくていいと言われていたとしか考えられない。「RIZIN」側が仕組んでいたのではないだろうか? しかし「RIZIN」もまさか、これほどオーバーするとは思ってもみなかっただろう。ある意味、ギャビの「RIZIN」あるいはブラジル人プロモーターに対する抵抗だったような気がしないでもない。考え過ぎだろうか?
 もし、ギャビの減量しっぱいだとしたら、よっぽど「RIZIN」は舐められているのだろう。モンゴル人相撲取りの横綱が、相撲協会ひいては日本を舐めているのと同様に!
 アメリカのUFCで12キロもの体重オーバーが許されるであろうか? 今後その選手は2度と試合に出してもらえないであろう。しかし、「RIZIN」は今後もギャビを商品価値があると見て使い続けるだろう。情けない話である。こんなことをする大会があるから、日本の格闘技大会は世界1になれないのだ。真面目に練習を積んでいる選手が可哀相である


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