移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
12・30 季節の移ろい [画像を表示]

12・30 季節の移ろい (2017/12/29) 年末は270万台の車がサンパウロ市を脱出するそうである。そういわれてみれば、ここ数日車が減って静かである。今朝行ったオルガニック市も半分のボックスが来ていなかった。こういうのを実際見ると、あ~、年末なのだと、やっと感じる。
普段、曜日や祝日に関係ない生活をおくっているから、こういった年中行事には無頓着になってしまう。日本にいるときは、四季折々を行事や食で味わうのは決していやではなかったのだが、ブラジルにきて気が付いたら無頓着になってしまっていた。
日本ほど大きな気温差もないし、大都市サンパウロに住んでいると、ブラジル中から運ばれてくるスイカやマンゴーなど多くの果物が年中たべられるせいかもしれない。日本にいるときは、四季に応じて異なる果物を食べるのは楽しみであった。それは、野菜にしろ魚にしろ当てはまることだ。
ところが、僕がいつも行くオルガニック市の野菜もメルカードの魚も、毎週買うものはほぼ同じである。勿論、多少の変化はあるが、日本に比べるとずっと少ない。
ブラジルに暮らして、季節の変化を気にして感じ始めたのはここ数年のような気がする。それまではたいして気にもとめなかった。それこそ、「夏」「冬」だけである。わずかだがサンパウロには「春」も「秋」もあるのだが、ほとんど感じることもなく気が付けば「夏」や「冬」になっている感じである。
最近、「春」「秋」を感じるようになったのは、街路樹の花、青葉を撮るようになったからだ。ただ、自然の季節の変化は驚くほど速い。それだけに季節は感じづらい。さらに、最近は気候の不順で花がだらだら咲いたりするから余計にである。それでも、以前に比べ少しは四季を楽しもう、気が付こう、という感情が芽生えてきたのは嬉しいことである。
DSC_2499.jpg


前のページへ / 上へ / 次のページへ

楮佐古晶章 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2024 楮佐古晶章. All rights reserved.