12・31 大晦日 (2017/12/30)
大晦日のサンパウロは雨が降ったり止んだり。毎年行くリベルダージの輪抜様も行くのを中止。アパートの前がコースになっているサンシルベストレ・ハーフマラソンのみを撮ることにした。 本当は、アパートの近くで、カメラをだしたくない。というのは、カメラを所持していることを知られると、今後狙われる可能性があるからだ。ちょっと神経質に感じるかもしれないが、ここブラジルでは何が起きるかわからない、誰が突然強盗に早変わりするかわからないのだ。そんな訳で、常日ごろアパートの近くでカメラをカバンから出すことはしないようにしている。 大分前になるが、日本の仕事でペルーのリマで日系人の牧場経営者を取材したことがある。そのときの彼の語った言葉が未だに印象に残っている。 「ペルーで安全に生きていくためには、見ざる聞かざる言わざる、でいることだよ。誘拐が多いから、会社まで行くのに毎日コースを変えているし、時にはカツラを被って変そうしている」 最初、聞いたときには、そこまでする必要があるのかな、と半信半疑であった。 しかし、この頃は、確かにできればそうするのが一番だ、と思うようになってきた。ブラジルのサンパウロでも治安の悪化が激しい。僕が日ごろ歩くセントロ付近でさえ誰か彼かが僕のことをみている。僕が毎朝散犬を連れて散歩していること、よく写真を撮りながら歩いていることを言い当てられて驚いたことがある。その人間が強盗にならなくても、その話を聞いた人間が強盗に早変わりする可能性が十分あるからだ。 日本の人はそんなことはないだろう、心配し過ぎだと思うかもしれないが、サンパウロでは十分あり得る話である。それだけ強盗が多いのだ。そんな訳で、日ごろから気が付く限り気を付けている。
あけましておめでとうございます。 2018年もよろしくお願いします。 18年は良い年にしたいな~
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