1・13 日本の高い野菜にびっくり (2018/01/12)
FBで友達が投稿した野菜の値段を見てびっくりした。キャベツがひと玉約600円らしい。彼の住んでいるのは札幌だから、野菜などが少し高い可能性はあると思うが、それにしても高い。 今日、オルガニック市に行くと、いつも以上に野菜がでていた。最近、雨が多いから、野菜の成長も良いのだろう。いつも僕が買うボックスでは、オルガニックキャベツとしてで、今までみたことのないような立派なキャベツがあった。値段を確認すると4レアル(約130円)だった。このボックスの生産者はほぼ完全自然農法を実践して野菜を作っていて、発芽から、あるていど大きくなるまでは水を撒くが、それ以降は雨水だけで栽培するという。普段はせいぜい草ひきをするくらいらしい。一度、畑を見に行ったことがあるが、広い畑があるにもかかわらず、少ない面積の畑で週に1回のフェイラで売れるだけの野菜しか作っていなかった。その儲けに走らない野菜作りに感心した。これは、日系の方だからこそできる栽培で、儲けにすぐ走るブラジル人にはできない栽培である。「いつも買ってくれるお客さんの顔を思い出しながら野菜を作っている」というおじさんの言葉には重みを感じた。 このフェイラ(市)での野菜は普通売られている野菜よりも1・5倍~3倍くらい高いことを考えると、今一般のフェイラやスーパーでうられているキャベツは1・5レアル~2レアルほどか? つまり50~80円ほどだと思う。今の日本の10分の1ほどで買えるわけである。ブラジルでは何の加工もされていない食材は安い! のである。そのおかげで僕はなんとか生き延びているといえる。 とはいうものの、いったん人間の手が入ると急に高くなるから嫌になる。レストランなどにいくと日本より高い。ちなみに「すきや」の牛丼中盛で13レアル(約450円)だったと思う。これは安い方で、ファーストフードでないレストランに行くと日本以上だと思う。 ブラジルでは、工業製品は、ほとんど輸入品であるからもちろん高い。安いのはたいてい中国製の偽モノであるから買う気にもならない。個人的に言わせてもらえば、安かろう、悪かろう、の中国製品は世界を悪化させたと思う。 仕事で使うカメラやPCはすべて日本で買うようにしている。今は、日本のブランドでも海外工場で作られているものが多いから、価格コムなどで製品情報を仕入れ良く調べて買うようにしている。たとえ、しっかりしたメーカーのものでも、ブラジルに来る製品は工場検閲から落ちた2流品、3流品、あるいは検査が緩い製品が流れてきているようで購入する気にはならない。
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