2・3 路上カーニバル・パレードは今日から (2018/02/02)
朝8時、オルガニック市から帰りのバスの車窓からぼーっと外を眺めていた。ラルゴ・デ・アローシャ(アローシャ広場)には、カーニバルをまじかにしてたくさんの仮設トイレが設置されていた。 2人の青年が広場脇の道を歩いていた。前をいくひとりは身なりも普通の青年で。後を行く背の高い青年は後ろで髪を縛り、ヘソの出る短いTシャツを着たゲイ風だ。 ラルゴ・デ・アローシャは昼間から男娼が立つ所で、周囲にはホテルや数軒ゲイ専門のディスコがあった。昼間に何度か広場横を通ったが、なんとも言えない淀んだ様な雰囲気があり、数人の男(おそらく男娼)や売人?が、ぼーっと客待ち?をして立っていた。 髪を縛った青年が仮設トイレをそっと覗いて「ベンカー・ロゴ(早く来て)」とゲイ特有の甲高いガラ声をだして前を行っていた青年を呼んだ。 そのトイレは、普通のものの2倍ほどの大きさがある身体障碍者向けのトイレであった。髪をしばった青年はさっさと入っていき、その後を追うようにもうひとりの青年が入った。
「うっ、あっ・・・・」というような声が中から・・・、というのは僕のフィクションであるが、おそらく中でフェラチオかアナルセックスでもしているとおもわれる。あるいはあるいはヤクの売買??? バスの中で独り想像を膨らませた。 最近、エイズは治ると勘違いしている若者たちが多いようで予防をせずにセックスする人が増えているようだ。ブラジルでエイズ人口が増えているとの統計がでている。エイズだけでなく、アメリカでは治りにくいスーパー淋病なども流行っているらしいし、日本では梅毒に感染者が増えているとのニュースをみた。ブラジルにも当然入ってきているだろうから怖い。 カーニバルでは、多くの人がビールやウイスキーを片手にへべれけになって行進している。町中でコンドームを無料配布しているが、酔っ払った状態でどれだけの人がコンドームをつけるだろう。今は、男同士だろうが、女どうしだろうが、男女だろうが、おかまいないしにセックスする人がいるだけに病気の感染はあっという間であろう。酔っ払って男女おかまいなしにキスをしてくる奴もいるから十分気をつけなければならない。
 | セントロの仮設トイレ。セントロの広場や大き目の歩道中に設置されている |
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