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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
2・4 サンパウロでカーニバルデルア始まる [画像を表示]

2・4 サンパウロでカーニバルデルア始まる (2018/02/03)  とにかく人、人、人。
カーニバル・デ・ルアはとにかく人で溢れかえっていた。パレードが行われているサンルイス通りはびっちりの人であった。
 メニエルの調子が悪く、アパートから見ていたのだが、その人の多さには驚いた。まるで人がどこからか湧いてきたようだ。
 この様子を見て10数年前に行ったレシフェのカーニバルを思い出した。ガーロ・デ・マドルガーダと呼ばれるイベントには、それこそ何万人もの人が集まる。イベントで一か所に人が集まる数としては世界1だと当時聞いたような覚えがある。
その時、運の良いことに消防車の上に乗って写真を撮ることができた。見ているとあちこちで、ぱっとぱっと空間ができた。何かと思ってみていると、一人に目をつけ数人が群がって時計やらネックレスなど身に着けた物をひったくていたのである。ひったくった人間が人ごみに逃げようとし、ひったくられた人がおいかけようとして、空間が空いたのである。この強盗集団は、一人を目がけて数人が群がることからピラニアと呼ばれていた。車の上にいて良かったと心底思った。
サルバドールでも、カーニバルは屈強な警備員が一緒じゃないととても危なくて写真が撮れない、と知人から聞いたことがある。もしかしたら、今年のサンパウロもそれに近いものがあるかもしれない。人ごみでモノをひったくられたら、あまりに人が多すぎてどうしようもない。去年のカーニバルはまだなんとか大丈夫であったが、参加している人に聞いたら、皆、貴重品は持ってきていない、と言っていた。もし、持っていても、ブラジャーやシャツの下に入れていた。
去年は、イベントに行くたびに危険を感じるようになっていた。ベルトにつけたバッグや背中にしょったデイバッグが何度もまさぐられた。昨年、望遠レンズを盗まれたのでかなり気を付けていたが、写真を撮っている時に狙ってきて、さっと振り向いても知らん顔をして去っていく。何も証拠がないから警察も取り合ってくれない。盗まれたものは、次から次へと仲間の泥棒に渡され、取り戻すのは至難の業である。
識別可能な人が写った写真は肖像権の問題でまず売れないし、今日のパレードを撮りに行くか思案中である

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人で埋め尽くされたサンルイス通り


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