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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
2・10 蝕まれるブラジル

2・10 蝕まれるブラジル (2018/02/08) また、携帯の調子が悪くなった。スイッチを押してもループ状態を繰り返す。その上オフにすることもできなくなってしまった。おそらくバッテリーが完全にいかれてしまったのだと思う。
なんとか直す方法を調べていろいろ試みたが、こんどばかりはダメなようである。使い方が悪かったせいもあるだろう。ユーチューブを長時間見るようになってとたんに具合が悪くなった。前々回日本に行く直前にノートブック代わりにブラジルで買ったので、まだかれこれ2年半くらいだと思う。それにしても壊れるのが早すぎる。ブラジルには世界の2流品、3流品しか流れてこないと、日系の友人が嘆いて言っていたことを思い出した。組立はブラジル国内だが、部品の多くは輸入されている。部品によっては2流品、3流品がブラジルにきているような気がする。考え過ぎだろうか? 今は、日本で買ってもすぐ壊れるようなものが結構あるらしいから、必ずしもそうとは言えないが疑わしい。
以前の、日本(管理)製品は壊れにくかったような記憶があるが、今の製品はよく壊れるような感じがする。最近、神戸製鋼を始め、大きな企業の不正が明るみになり、今や日本(管理)製品と言っても決して安心して使えない。とはいいつつも、ブラジル製品よりはるかに信頼できるので、精密製品や電子機器は、すべて日本で買うことにしている。ブラジルでオリジナルだと言われて買っても、中国製のコピー製品だったりするから危なくて買えない。ブラジルでは正規の製品はべらぼうに高い。日本の1.5~2倍すると考えてよい。
一度ソニーのミラーレスカメラの電池をオリジナルだと言われ買ったことがある。パッケージもロゴも本物そっくりなのでてっきり本物だと信用して買ったが、パッケージを開けて裏を見てみると、中国語で書かれていて、シリアル番号もおかしかった。円換算するとオリジナルの値段とおなじくらいしたので、そのまま使おうかと考えたが、もし偽者を使って本体が壊れてしまったら、泣くになけない。結局、電池は破棄した。
安い中国製品のおかげで、多くのブラジル工場は立ち行かなくなり潰れた会社も多い。それは他の南米諸国でも同じだろう。まだ、安くて良い製品なら納得もいくが、安いばかりすぐダメになるものばかりだから腹立たしい。
買う方が悪いと言われればそれまでだが、ブラジルの貧しい庶民は安くて見かけがよければ、とびつく。そこをついて、中国製品はどんどんブラジルを、いや世界の貧しい国をむしばんでいる


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