移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
2・10 歯の治療

2・10 歯の治療 (2018/02/09)  日本に行く頃だったから、かれこれ3か月まえだったと思う。舌で触ると歯に穴が開いているのを感じていた。結構大きく感じるので、虫歯に被せていたものがとれているようだった。
この頃は、その穴がどんどん大きくなって、食後は歯磨きで獲れない挟まった食べ物を除去するのが慣例になっていた。家なら糸ようじがあるが、出先にはない。糸ようじを持って歩けばよいのだが、人前でそんなものを使うのもはずかしいし、かといって便所のなかでつかうのも気が進まなかった。そんなわけで携帯はしなかった。
虫歯をほうっておくと、とんでもないことになることはよくわかっていた。一度、割れた奥歯を放っておいて、虫歯を併発し、結局抜くしかなかった。そのことが身に染みて、歯に問題があると、急いでかかりつけの歯医者に行くようになった。もう、抜いたり、神経をとったりするのはこりごりだ。
穴の開いた歯は、痛くもなかったし、虫歯にはなっていないようだったのでずっと放っておいた。ところが最近、少し穴が大きくなり、冷たいモノや熱いものを食べると、歯にしみるようになった。これはまずいと思い始めていた。そんなとき、電話リストを見ていると偶然歯医者の電話番号が目に留まったので電話で予約を入れた。
明日からカーニバルなので、治療が行われるのはカーニバル後だろうと思っていたら、「今日の11時は大丈夫ですか?」という。電話をしたのは9時頃だったから、リベルダーデの病院には十分間に合う。OKの返事をした。
歯医者に見せると、思った通り被せがとれていて、虫歯もちょっとできているらしい。神経も近い所なので麻酔をするという。注射は嫌いだから一瞬ためらったが、仕方がない。日本製の細い針なのでそれほど痛くはないらしいが、針をみないように目を閉じた。麻酔のおかげで、がりがりっと虫歯を削り取られても痛くなかったが、ガリガリ、キュイーンという歯の治療の音はいつ聞いても気分のよいものではない。30分ほどで無事治療は終った。「タバコをのんでますか?」と聞かれた。コーヒーの飲み過ぎで歯が変色してしまっていたのだ。この頃いらつくことが多くコーヒーの量も増えていたから歯もどんどん変色していたのだろう。気になっていたその汚れもとってもらい、家にすがすがしい気持ちで帰った。
いろんな問題が次から次へとよくおこる。ときにはへこみそうになるが、ひとつひとつ解決していくしかない


前のページへ / 上へ / 次のページへ

楮佐古晶章 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2024 楮佐古晶章. All rights reserved.