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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
2・28 街路樹の花を撮るのも一苦労 [画像を表示]

2・28 街路樹の花を撮るのも一苦労 (2018/02/27)  春に舞い戻ったような陽気で朝の散歩が気持ちいい。夏時間から1時間遅くなり、日本と真逆の時間いなった。本当はどんどん遅くなっているのだが、日の出も早くなった感じがする。今年の夏は、雨が降ったり止んだりの梅雨のような天気が続いたが、降雨量は去年より少なかったらしい。冬にはまた水不足になりそうだ。
 今、近くのバスターミナルで、火炎樹が一斉に咲き始めた。西アフリカ原産の木で、花がチューリップに似ていることからアフリカンチューリップツリーとも呼ばれるらしい。
 サンパウロには結構たくさん街路樹として植えられ、開花期が結構長いことまり、人々はあまり気にかけていないようだ。イッペーの花が満開のときは、僕が写真を撮っていたら多くの通行人が立ち止まって携帯で写真を撮っていくが、火炎樹の場合、興味が無い人が多いようで、僕が写真を撮っていても、僕を一瞥をして行くくらいである。
変なおじさんがやってきた。ふっと見ると、写真を撮っている僕の顔を覗き込んでいた。睨み付けると、ニヤリにやりと笑った。一瞬、蹴りたくってやろうか、と思ったが、何をされたわけでもないので我慢した。サンパウロにはこうした変態じみた人間が本当に多い。ひしめき合いながらやっと生きているようなところでは、歪む人間もたくさんでてくるのだろう
写真を撮っているのは、バスターミナルの2階入り口の脇で、地上階から生えている木の花を撮るのにちょうどいい。しかし、路上生活者が周囲に屯っていて雰囲気はよくない。このごろは見回りの警官増えたおかげで彼らは大分少なくなったが、警官がいなくなると、どこからともなくまた戻ってくる。問題は、僕の顔を覚えられることである。いつもカメラの入ったカメラバックを持ち歩いているから、狙われてどこで襲われるかわからない。例え、写真を撮っているところを見ていた本人がなにもしなくても、カバンの中にカメラを持っていることを別の路上生活者に話され狙われる可能性もある。
心配し過ぎと思われる人も多いかもしれないが、最近の路上生活者はいつ強盗に変身するかもしれいない奴が増えたし、凶悪な奴が増えた。ここ数年で低品質の安いクラックが拡散し常用する人間が増えた。そのために買う金欲しさ強盗を働く路上生活者が激増した。
 強盗にあったら、あったっ時のことよ! とかっこよく言いたいところだが、カメラやレンズを買いなおす余裕などないし、ブラジルでは手に入らないモノもある。という訳で、花を撮るだけでも細心の注意を払っている。

DSC_5811.jpg
火炎樹。イッペーの花と異なり、可憐さがない。ちょっと派手すぎる。


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