3・13 夏が戻ってきた (2018/03/12)
このごろ夕方よく雨が降る。今日も出かけようと思っていると雨が降りだした。セントロではたいした雨ではなかったが、北部では30本近い街路樹が倒れ停電が起きた、というから結構な暴風雨だったようだ。 サンパウロの街路樹はよく倒れる。倒れた木を見ると、地上部が15m近くもあるのに、根は1mもないのだから、根こそぎ簡単に倒れるのも納得がいく。去年、1昨年は1度に100本近く倒れたこともある。根が浅い上に、多くはシロアリにぼろぼろにされているから、大風が吹くとひとたまりもない。木の下に停めていた車の屋根が巨大な幹や枝でぐっしゃり潰れているのをセントロでも見かけた。もし、街路樹の下を歩いていて、倒れてきたら、人間だったらひとたまりもないだろう。考えただけでぞっとする。 さすがにこれだけ被害がつづくと、市の方も黙って放っておくわけにはいかず、街路樹や公園の木の手入れが行われ始めた。チェーンソウで長く伸びた枝の剪定を市の職員がおこなっている姿をしばしば見かける。しかし、この時期に倒木がでるなんて思いもよらなかっただろう。 最近、リオやベロオリゾンテなどでも大雨が降って被害がでているようだし、サンパウロも今頃になって夏が戻ってきたようである。 天候不順で暑いせいか、僕のメニエル病も最近あまり具合がよくない。暑いときに出かけるときは、少しでも眩暈がしたり、ふらつきがあったら、迷わず家に引き返そうと自分に言い聞かせている。
 | 一見、健康そうに見える街路樹も、根は浅く、シロアリ被害を受けているものが多いので、暴風雨で簡単に倒れる |
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