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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
3・18 サンパウロの、最近の流行 [画像を表示]

3・18 サンパウロの、最近の流行 (2018/03/17)  この頃の若者には、僕には理解不能の行為やファッションをする人々が増えた。僕がそれだけ古い人間になったということだろうか? しかし、それらはどう考えても不衛生だし、醜い。そう、思ってしまうこと自体が、「古い」、あるいは、「遅れている」、ということかもしれないが・・・
 数年前あたりから、メトロに乗っていて気づいたのだのが、列車の床に座りこむ若い男女が増えた。列車に乗り込むなり、壁際の空いているスペースを見つけて床に座り込んでしまう。一応、脚は伸ばしてはいないが、立っているよりはスペースをとっていることは確かだ。はっきり言って邪魔でしょうがない。踏んづけてやろうか、と思ってしまう。特に女性に多いような気がする。スカートを履いてても座り込むのだから驚いてしまう。汚いと感じないのだろうか?大分前からアメリカやイギリスの国際空港で、ヒッピーや若者たちが、壁によりかかって座り込んでPCなどをしているのを良く見かけるようになった。そのご、サンパウロのメトロなどでも見かけるようになった。結局、欧米の若者の真似が広まったような感じがする。欧米「真似しい」のブラジル人らしい。
 ウシの鼻につけている輪っかのような、鼻ピアスを付けている若者もよく見る。なぜかこれも女性が多いような気がする。凄くかわいい娘が、この牛ピアスをしていると、がっかりしてしまう。こんなピアスのどこが良いのだろう? これも理解不能。だいたい風邪を引いて鼻がたくさん出ると、いちいちピアスをとったりするのだろうか? その旨を一度、知人の娘に聞いたところ、風邪をひいても何もしないらしかった。衛生上なにも問題がないのだろうか?? 
 今、とくに若い男女の間では、タトゥーが花盛りで、何もしていない人を見つけるのが難しいほどである。日本風の鯉の滝登りや竜などの刺青のようなカラフルモノを入れている人も多く、言葉を失ってしまう。これだけ多くの人がしていたら、社会は認めない訳にもいけないだろうから、就職などにはその有無は関係ないのだろう(調べてないので不明)。なにしろ、老人無料タトゥーのイベントがあるとたくさんの老人がいれるらしいから、多くの日本人のように拒否反応はブラジル人にはないのだと思う。日本だったら、刺青は外からはできるだけ見えないように彫るのだが、こちらの人は、その反対で見えるよう彫っている人が多いようだ。ジジババになってしわしわになったら、汚いだけなのに。さらに、病気の感染や皮膚病やがんの恐れもある。それを考えたことがあるのだろうか? おそらくそういうことは一切考えないで、「綺麗だ」という感覚だけで彫っている人が多いと思う。
面白いことに、ひとつ彫ると次から次へと彫りたくなるようで、最近、体中にいれている人を良く見る。日本からブラジルに観光にきたら、タトゥーをしている人の多さにおどろくと思う。
今の若者たちの考えや行動、ファッションの良さが理解できない、ということは、僕自身がそれだけ年をとってしまったということであろうか?

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セントロのジレイタ通り。店は変わっても街並みはほとんど変わらないが、人はどんどん変わっていく


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