3・23 高くなった物価 (2018/03/22)
サンパウロ発祥の場所と言われているコレジオ・アンシェッタのカフェテリアでエスプレッソコーヒーを久しぶりに飲んだ。 随分前に、霊感やエネルギーに敏感な、日本からの旅行者を連れて来たことがあった。中庭でカフェを飲みながら、「いいエネルギーに満ちている」気持ちよさそうに教えてくれた。たしかに、その中庭には大きな木が植えられ、快適な空間であった。もう500年以上前にここからサンパウロの町ができた、と考えると、いいエネルギーが宿るのも納得いく気がする。 ちなみにリベルダージの鳥居はどちらが裏か表も解らないし、橋の袂にある日本庭園は、エネルギーが悪いと言っていた。 リベルダージはもともと奴隷たちの処刑場であった。今のニッケイ新聞あたりの地下を掘ると、人間の骨がごろごろでてくると、聞いたことがある。東洋人街リベルダージは今でも奴隷たちの怨念が漂っているのだろう。 友人とカフェを飲み、支払を頼むと1杯6レアル(約200円)であった。その高さに驚いた。サンパウロに来る観光客が必ずと言っていいほどくるスポットだし仕方がないのだろうが、6レアルとは・・・。 それでも、南米最大のビジネス街、パウリスタあたりに行くとこの頃は6.5レアルのカフェテリアも普通にあるらしい。それを考えると一概に高いとは言えない。普段、メルカードとオルガニックフェイラでしか買い物をせず、スーパーにも行かない、ほとんど外食もしない僕はすっかり物価音痴になっていたのだ。知らない間にいろんなものがまた高くなっているようだ。時々はスーパーやショッピングセンターに行って物価をみてみた方がよさそうだ。
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