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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
3・25 治安の悪化と人のレベルの低下 [画像を表示]

3・25 治安の悪化と人のレベルの低下 (2018/03/24) アパートの前の広場で、アセロラの花を撮っていた。本当はできるだけアパートの近くでは写真を撮りたくないのだが、撮りたいという欲望に勝てなかった。アパートの前の広場は人どおりは多いが、数年前の夕に息子が強盗に襲われたこともあった。いつもカメラを携帯しているので狙われると困る。あまり目立つことをしたくなかったのだが。
アセロラの花は結構小さくて直径1.5cmほどもあるだろうか? 小さいので一脚を使って接写レンズで撮っていた。本当は三脚を使いたかったが、目立つのであきらめた。たとえ、撮っているときに強盗がこなくても、人の目や噂があるので、その後ずっと狙われる可能性がある。日本の人は、過剰に心配し過ぎと思うかもしれないが、今のブラジルは、路上生活者や一般人でも、いつ強盗になるかわからない。ブラジル人の執念深さを知ったら驚くだろう。
被写体が小さいので、ぐっと集中して焦点をあわせていた。そんな時、走って来る人間に気が付いた。すぐ僕の近くにきて、近くの枝を揺らした。慌ててファインダーから顔をあげた。強盗かと思ったのだ。そこにいたのは13歳程のモレーナの少女だった。枝を揺らしてニコニコ笑っている。全く知らない少女である。ビーチサンダルに、短パンにTシャツ、顔が荒れていないからストリートチルドレンではないだろうが、貧しい家庭の娘だということは一目瞭然だった。
別に睨み付けたつもりはなかったが、彼女を見ると何もいわないで行ってしまった。怖い顔をしていたのかもしれない。
彼女はいたずらのつもり? で邪魔をしにきたのだ。それにしても、顔見知りなら、いたずらで済むだろうが、まったく知らない人間にそんなことをするのはレベルが低すぎる! 人が困るのを見たかったのであろうか? もう大きな娘にこんな教育しかできないのは親のレベルがよっぽど低いのだろう! このような娘が男親や男友達に「東洋人が写真を撮っていた」などと喋ると、そいつらが強盗にやってくる可能性は大いにある。信じられないかもしれないが、今のブラジルはそれほど治安が悪くなっているし、人のレベルは低下していると思う。

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アセロラの花小さくて直径1.5cmほどしない。ピントをおしべに合わせるのが一苦労


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