かれこれ、高血圧の薬を飲むようになって６，７年が立つ。最初は飲むのが嫌で嫌でたまらなかった。だいたい飲み始めたら死ぬまで飲まなければならない、というのが気に食わなかった。とは言っても、かならずしもそうではなく途中から血圧が下がり始めて飲まなくなる人もいるようだ。 うちは高血圧の家系で、父も姉も高い。高いことに気が付いた時に食事療法や運動をかなり行い下るように努めたが、血圧は思うように下がってくれなかった。それで、仕方なく病院に行って、薬を処方してもらうしかなかった。飲み始めて何度か止めかけたこともあったが、結局、体調が悪くなり、止めることなく今に至っている。 　薬が切れそうになったので昨日薬を買いにセ広場の薬局に行った。何故、セ広場近くまでいったかというと、安い薬局があるからだ。チェーン店の大きな薬局であるが、同じチェーンの店に比べても５レアル（約200円）以上安い。店の人間に、店によって値段が違うのか？　と聞くと「そうだ」、という返事が返ってきた。セ広場は人通りが多いが、危ない場所としても有名で、近くの銀行街にいく人以外は貧しい人たちが多い。だから低所得者向けの低い価格設定にしているのだろう。息子に聞いても、同様な答えが返ってきたので、店のある場所によって値段が異なるようだ。一概にはいえないが、場所によって、働いている人のレベルも違うようで、危ない場所の店員は対応がぞんざいであったり間違いが多かったり、レベルが低い傾向がする。高価なものを購入する場合は少々高くてもパウリスタあたりで買うのが賢明なようである。僕も、最近、気がついた。 　くすりは1か月分1000円するかしないものであるから、安い店で買ってもほぼ問題はない。幸いなことに、セ広場のこの店の従業員は対応も悪くないから、随分前からつかいつづけている。 ビワの花。初めてみた。サンパウロのセントロは今が盛り

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