便所の電気の球が切れたので買いに出かけた。ついでに、早朝見た、レプブリカ広場のイッペーの木に咲いた花が落ちていたので、他の場所でもすでに花が咲き終わったのかを確認したかった。 　　いつもきれいに花が咲くところにいくとまだ4部咲きであった。そこに行く途中もいろんな場所の木を気を付けみていたが、花が咲いて咲き終わったところなどなかったことを考えると、その木は特別だったのだろう。 　　せっかくサンタエフジェニア近辺にきたので、電球はサンパウロの電気街、サンタエフジェニアで購入することにした。たぶん、他所で買うよりは、少しは安いと思う。ここにはパラグアイや中国から密輸入された電気製品が売られている店やボックスがひしめいている。バッタ品や密輸入品を安く買うには持ってこいの場所である。もちろん、ちゃんとした電気製品を売っている店もあるが、一度ルーターを買って、その製品がひどく3回も取り替えに行ったことがある。それ以来、ここで高額な買い物をしなくなった。素人が行って、簡単にはよいしなものにはあたらないことがあることを思い知った。 　　サンタアエフジェニアで電球を買った帰り、先日ビル火災があった場所を通ると、4日もたつのに、なんとまだ煙がくすぶっていた。何かの拍子にぱっと火がつく可能性もあるだろうから24時間体制で番をしているだろう。こういった火災の恐ろしさを知った。土曜日のせいか、未だに野次馬がきて写真をとったりしている。ビル火災でさえもこれほど注目されるのだから、日本の震災後には世界中から野次馬や写真を撮りにくる人間がいたであろう。被害者にはたまったものではなかったはずだ。そんな様子を見ているといろいろと考えさせられた。

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