5・16 増える同性愛者 (2018/05/15)
YOU TUBEで見ていると、ゲイのお話の映画に行き当たった。知らずに見ていてラストで主人公の普通の青年とゲイの青年がキスをした。僕としてはゲロゲロピッピ!という感じである。が、日本でも男同士のキスは普通? のことなのだろう。僕の感じからすれば、気持ちの良い映画ではないので、それ以来できるだけそういう映画に当たらないように気を付けている。 サンパウロでは、普通とはいかないまでも、男同士のキスや手をつないで歩く姿は、よく見かける光景である。とくにセントロ付近では。男同士が、毛むくじゃらの手を握りあっているのは見ていて気持ちがいいものではない。ただ批判する気持ちはさらさらないし、関係ないから好きにすれば良いと思っている。それは他人だから何もいわないのでなく、たとえ、もし、息子がゲイでも何も言わないと思う。ただ、僕の前では男同志でいちゃいちゃするな、とはいうだろう。 僕のブラジル人の友人にもひとりそういう友達がいる。10台の末頃、男を好きになったらしい。それ以来もっぱらナモラード(恋人)は男専門で、男とすれ違うときは、まるで普通の男性が女性を見るような目で、目をギラキラ輝かせながらみている。彼らは、だいたいその男がゲイかどうかわかるようである。それこそムムムの世界である。 不思議に彼とは気があい、普通ではなかなか聞けないことでもあけすけに聞く。 「どっちが男役をやるの?」 「僕だよ。この間は1日6回もやったよ」 「病気が危ないから気をつけろよ! 」 「コンドーム2枚被せているからだいじょうぶだよ」 「へ~(彼には言わなかったが、2枚以上重ねるとコンドームは破れやすくなる、という話を聞いていたが・・・)。入れられたことはないの?」 「ないよ」どうやら彼は入れる専門らしい。入れられれば、また違った世界が開けそうな気がしないでもない。 一昔前は、結婚してからゲイに変わる男性もたくさんいて、奥さんは泣いたらしい。こうなると不幸である。しかし、今はそうなる前にカミングアウトする人が増えている。だいたい、隠す必要が少なくなってきた。 ほんとに、ブラジルは同性愛者が多い。今後ますます増えるだろう。ブラジルは、ある意味進んだ国だといえる。
 | 夜明け。あまりにもきれいすぎて散歩に行くのを逃してしまった |
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