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     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
5・21 ビラーダ・クルツラル [全画像を表示]

5・21 ビラーダ・クルツラル (2018/05/20)  せっかく「ビラーダ・クルツラル」が近くで行われるので行かないわけにはいかなかった。本当は危ないし、たぶんそれほど盛り上がっていないだろうし、あまり行きたくはなかった。出歩くのはあまりすきでない。しかし、1枚くらいはこのイベントの写真をとりたかった。昨夜は遅くまで音が流れていたので、もしかしたら一晩中やっていたかもしれない。
 ちょうど土曜日に市役所の人間にあったので「危ないし、舞台をつくるだけでも大金がかかるのに、なぜ、毎年ビラーダ・クルツラルをやるのか?」と聞いてみた。そうすると彼はあっさり、「選挙のためさ。今年は選挙があるだろ」と答えた。なるほど、ビラーダ・クルツラルは、市長、知事がちゃんと働いていることを示すにはもっとも簡単なイベントである。政治的な絡みがあったのだ。
 とはいいつつも、このイベントは治安がよくないことを除けば非常に良い催しである。夜間を除けば昼間はそれほど治安が悪いこともない。来年もつづけて欲しいとさえ思っている。たとえば、今年はMPBで有名なカエターノ・ノヴェローゾも出演している。無料で彼の生の歌をきけるなんてなかなかないだろう。彼はコンサートのテーマとして殺虫剤の使用規制法案の改案を訴えるのにこのイベントを利用したらしい。市が良く許したものだ。本当は音楽やスポーツの政治利用は好きでないが仕方ないことなのだろう。もっとも、オリンピックで竹島の所有を主張したりするのは間違いだと思うし、やってはいけないことだと思う。
 12時半ごろいろんな地区にある会場を回ったが人出はいまいちで、やっぱり人気は下がっているのだ、と思ったが2時頃になると、思った以上に多くの人々が訪れ、むしろ驚いた。人々の多くはどこにも行く所がないのだろう。
 それにしても警察官集団巡回の多いこと多いこと。これほど多ければ安心だとは思うが、ちょっと人目の付かないところに入り込むと危ない。油断は禁物である。さらに道路でごろごろと寝ている人も多かった。おそらく昨夜、一晩中徘徊した路上生活者だろう。
 イベントは音楽やサーカスなどがあったのは去年通りであったが、踊、音楽など路上パフォーマンスが増えていた。安くあげる一貫だろうが、それはそれで楽しめた。

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サーカス会場ではたくさんの子供たちが見入っていた


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イベントまっぷを見る人々


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