5・23 荒れる町 (2018/05/22)
それにしても寒い! おそらく今朝はセントロの温度計も15度以下をさしているだろう。5時前に起きていたのだが、ついつい2度寝してしまった。はっと目覚めた時には6時を遠く過ぎていて、散歩に行くのを諦めた。犬たちもちょっぴりうれしそうだ。
メルカードに行くとちゅうに小さなプラサ(広場)がある。そこは路上生活者の溜り場になっており、常時6~10人が溜まっている。何人かはそのプラサに小屋を作り寝起きしている。警察がきて何度か小屋を壊したが、その度に作り直し、警察はついに根負けした状態だ。 そのプラサの中央にモニュメントがある。よく見ると手がもげていたり、首から上がもがれていたりしている。きっと路上生活者がとっていって古道具屋や古道具市で売りさばいてしまったのだろう。その写真をとりたかったが、路上生活者の前でカメラを出すのは躊躇われた。迷いに迷ったが、そのプラサの横の道は、メルカードの帰りに通る道なのであきらめた。 そんなとき友人とメルカードにいくことになり、何故かプラサにちょうど路上生活者も少なく写真を撮ることができた。その区域はサンパウロでも強盗事件が頻発するところで、人どおりは割合あるのだが、日本人や日系人が通ることは皆無と言える場所である。 サンパウロの町がどんどん荒れてきているような感じがする。墓あらしなども頻繁に起きているようだし、不安感じずにはいられない。
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