5・25 セ広場 (2018/05/24)
パイネイラを探してセ広場にいく。普段、めったに奥の方には入らない。というのは、奥は路上生活者の溜り場になっておりかなり危ない。もっとも昼間は襲われることは滅多にないだろう。しかし、写真を撮るとなると話は変わる。誰しもみじめな姿を撮られたくないだろうし、麻薬の売買をしているところなどを誤って撮って危ない目に遭わないとも限らない。行くとついつい撮りたくなる可能性もあるので行かない。しかし、今日は写真を撮る撮らないは別にして、パイネイラがあるかどうかは知っておきたかった。 メトロの入口を右にいく。このあたりには、イッペー・ロショが咲くのだが今年はまだ咲いていない。ベンチや花壇の柵に座る路上生活者が急激に増える。セ教会と雰囲気がマッチし何とも殺伐とした絵がいい。一瞬撮ろうかと思ったが、今日は写真を撮りにきたわけではないのでやめる。 もっと奥に進むと、路上生活者のテント群が現れる。何人かは焚火で煮炊きしている。まるで、ドラマや映画でよく見た戦後すぐの日本にそっくりだ。人々は吹きだまるようにしてここに集まってきたのだろう。今、600万人以上の失業者がいるらしいから、ここにいるなんにんかは、失業してここにきた人もいるだろう。 ぐるっと回って裁判所の裏に当たる地区にくると、パイネイラが数本生えていた。しかも、何本かは花も残っている。しかし、どれも巨木で花は随分と上の方に5,6咲き残っていた。裁判所の裏と言うこともありさほど危ない感じはなかったが、花はあまりにも上の方にありすぎた。実がなると少しは絵になるかもしれない。そう思いその場を後にした。 帰り、いい雰囲気の男が物思いにふけっていた。おおおお~、立ち止まり数秒その男を眺める。周囲を見ると、たくさんの男達がベンチに座っていた。結局,止めた・・・・・
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