5・26 トラックストの影響 (2018/05/25)
トラック運転手ストも5日目に入った。これまでさほど影響は感じていなかったが、ここ来て急に感じる。 まず、町(セントロ)が、燃料不足でゴミ回収車が動かないので、汚くなった。店の前に無造作におかれたゴミ袋が路上生活者に荒らされ、ゴミがちらかっている。東京ではカラス対策にネットなや鉄条などでゴミを覆っているが、サンパウロの場合は路上者対策をしなければならない。とは言っても、相手は人間であるから良い対策はなかなか無いようである。せいぜいゴミ箱を壊されないようにするくらいか。外に出されるゴミは、店の中にゴミを溜めることを考えると外に出した方が良いと考えたのだろう。ブラジル人らしい、自分さえよければ、他人はどうでも良い、という利己的な考え方である。とは言っても、他人のことを考えるなんていうのは、今の日本でもしないだろう。他人の迷惑を考えるなんて、あくまで昭和以前の日本人くらいであろう。 今日のオルガニック市には出ていないボックスが数点あった。聞くとトラックストの影響らしい。このとばっちりで僕もいつも買う野菜を購入できなかった。中国人がいつも買うボックスが休んでいたので、その代わりに他のボックスですべての野菜を買い占めたためである。はっきり言ってすべて売る方も売る方だと思ったが、おいていて売れ残るよりは、売ってしまった方が良いことを考えると、それも仕方がない。中国人のやり方には腹が立つが仕方がないことか・・・・。 ニュースによると、トラックストの影響で燃料が補給されず、飛行機の数便がキャンセルになり、サンパウロ市内では40%のバスしか運行できないらしい。ブラジルでは他人が困ろうと自分さえよければそれでいいのである。もっとも、政府の好き勝手に燃料を値上げさせるのもどうかと思う。むずかしい所である。 結局、ディーゼルは値上げされないようであるが、その損害? は国民が支払わなければならないらしい。トラック運転手はこのことを解っているのだろうか?
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