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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
5・31聖体祭 [全画像を表示]

5・31聖体祭 (2018/05/30) 今日、5月31日は聖体祭。教会まえの広場には、おがくずやあら塩で絵を描いてその上を、司教や神父が行列を作って行進するのが恒例である。
 先日、火災があったビル前の教会はどうするのか、と思い、見に行くと、広場には避難民たちがテントを張ったままで何も催しものをする気配がなかった。教会がわとしては偉い迷惑である。勝手に占拠して住みついたビルが、自分たちのふて際から火災をおこし、避難した広場に住みついている。州政府からは慰労金として数か月の家賃がおりるようになっている。それまで、広場には、テント群がならび、避難民が住み続けるのだろう。本当は、そのビルを占拠し住んでいた人間から管理費をとっていたセンッテット(屋根なし住民)の組合が処置をしなければならないのに、組合は、有能な? 弁護士をつけて責任を州政府におしつけたままである。
 そこから、さらに歩いてセ広場に行く。ここは確実に聖体祭が行われているはずである。あった!! 
 しかし、規模が・・・、去年の規模に比べるとぐっとちいさくなり、集まっている人も少ない。去年の3分の2ほどである。どうやら、毎年、人々の宗教への関心はうすれているようだ。しかし、何故か、あら塩で描かれている絵は長くなっている。どうしたことか??? セ広場でミサを行ったあと、サンパウロが最初に造られた地として有名なパチオコレジオを経由してサンベント教会まで行進する予定である。
 僕はあら塩で書かれた絵の写真を撮って行進はパス。ついて行って写真を撮っても大変な割に益が少ないのである。
 毎年、信仰する人々が少なくなるのは寂しい限りである。そういえば以前は教会の前をバスや車、あるいは歩いて通り過ぎる人は十字を切る人が多かったが、今では、めっきり少なくなってきた。世界最大のカトリック教信者がいるブラジルでさえ、こうであるから欧米ではもっとカトリック教にたいする意識は薄くなっているだろう。

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