6.17 いなくなった研究者 (2018/06/16)
昨日に続き今日も寒い。何とかならないものか。これからもっと寒くなるだろうが。 今日、今季最後のイペーローショの花を撮りに出かける。バスの中の車窓から咲き誇っている花を見かけたからだ。前回撮ったものは、天気が良くなかったうえにブレ予防にISOを高く設定した。今度はISOを高くしないために午前中に出発し、一脚を持っていく。それでも天候が良くないので少し高めに設定はしなければならないだろうが。 レプブリカ広場に行くと、おもっていた以上の花が残っていた。土産物フェイラ(市)のおばさんがカフェを飲みながらやってきて 「今朝は花弁が黒ビニール3袋も落ちて居てきれいだったよ。それにしても写真を良く撮るねー。もう500枚以上撮ったんじゃないかい!」 3袋も花弁が落ちてしまっていた割には、樹に残っている花は多かった。おそらく今日が写真を撮る最後だろう。今日来て良かった。注意して撮っていたのだが、人は何処かで見ているのである。さっさ、切り上げるのがよさそうである。 望遠レンズと花撮り専用のカメラを持ってきていたので帰りながら街路樹を撮る。今年は、マメ科の街路樹の花が満開で樹一杯に花を咲かしているし、ウルクン(インディオが染粉に使う実をつける樹)も実をいっぱいつけている。アボガドの実もなり始めた。 こうしてみると、サンパウロの街路樹を見ているとブラジル中にある植物があると言っても過言でもない。(ちょっといいすぎか)。最近、樹の名前を大分知るようになったし、セントロ地区にどんな樹があり、いつ花が咲き始めるのか少し解るようになってきた。 今は亡き、植物学者の橋本梧郎氏や生薬研究家の中隅哲郎氏が忍ばれる。生きていれば植物のことをいろいろ聞けたのに・・・。もう、こうした研究者が出てきそうにないのは寂しい限りである。
 | パット・デ・バッカ?(これは効能は無し)白とピンクの花があり今年はよくさいている |
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