６・１８ W杯時のサンパウロ (2018/06/17)
今日はブラジルとスイスの試合日。ピネイロス区奥のヴィラマダレーナのバーでは観戦者で溢れたそうである。そういえば、前回はここにも行った覚えがある。金持ち風の男が女性をはべらし、アベックが仲良く手を握り合って観戦していた見覚えがある。家で観戦するのが嫌いなお金持ちたちが集まって観戦する場所と言える。アパート近くのヴァーリ・デ・アニャンガバウーでも大画面を設置され誰でも無料で楽しめるようになっている。こちらは路上生活者から庶民が集まって観戦していた。
もともとあまりサッカー好きでもないので、この日はアパートに籠っていた。ブラジルが得点したら大きな歓声と花火があがるだろうからわかるだろうと思いラジオさえつけていなかった。2度大きな歓声があがったので、ブラジルが2得点したのかと思っていたが、後でネットを見るとブラジル×スイスは１対１で引き分けたらしい。そのときの得点に歓声があがったようだ。
窓から外を見ると試合中はほとんど車もなく人通りもなかった。天気が良くないことも相まって、皆、家で観戦しているのだろう。W杯まえの調査では半数以上の人々はあまりW杯には興味がないと答えていたらしい。ブラジルが決勝リーグに勝ち残っていけば、また変わっていくだろう。しかし、思った以上に盛り上がっていない感じは受けた。
この試合でネイマールが１０個の反則を受けたらしい。別にネイマールを頼らなくても十分やっていけそうなものである。彼のソックスにはシューズにひっかかってできた穴が無数に空いていたそうだ。それほどの反則を受けるネイマールを使わなくてもブラジルには他に十分うまい選手がいるだろうに。サッカーオンチの僕などは思ってしまう。
日本は練習風景を隠したり、韓国は背番号を変えたりして情報が盗まれない様にあの手この手で隠しているらしい。世界ランキングが50台の国がこれだけ厳重な情報漏れを恐れているということは、優勝候補のドイツやブラジルは想像以上の警備をしているということであろう。とんでもないお金が動いているようであるから決して侮れない。それに反してどんどんスポーツ自体は面白くなくなっていく。
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