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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
6・25 変わるサッカー

6・25 変わるサッカー (2018/06/24)  まさか日本がセネガルと引き分けるとは思いもしなかった。コロンビアに勝ったことは奇跡だと思っていただけに、奇跡は2度もつづかないと思っていたが・・・。これで日本のセレッソンに対する僕の評価もほんのすこし変わった。おそらく多くのブラジル人も日本に対する意識が少し変わったと思う。ただ、2試合とも結果だけしか見ていないので、実際の試合ぶりはどうだったのかはわからない。
僕の知っている日本のサッカーはJリーグができたばかりの頃で、あまりいい印象を持っていない。ヘタなくせに言うことは一丁前、ふてぶてしい選手が多い印象が強かった。なんどかブラジルきた選手を取材したことある。
「自分らはグランドで踊るだけですから・・・・」これを聞いて何を踊るんじゃ、と思ったものである。本当に真剣にサッカーを考えているのかと思った。サッカー留学生で来る青年は、夜中あそびまわり、そのくせ、自分はサッカー選手だから炭酸飲料はのまないのだ、という。それを聞いて開いた口が塞がらなかった。この頃は、日本で親から追い出され、ブラジルにおいやられたような青年が多かった。ブラジル留学をしプロになった選手の中には日本人と結婚した後にも日本に帰るときにはブラジル女性を帯同していた選手もいる。しかし、こんな青年ばかりでなく、本当にサッカーを愛し、すべてをサッカーに捧げているような青年もいた。魂を一途にサッカーに傾ける青年の話を聞くと凄いと驚かずにはいられなかった。
今は、日本のサッカー界は随分変わったのであろうが、過去の印象が強いせいか、未だにあまり良いイメージを持っていない。しかし、そろそろサッカーをきちんと見なければ、と思っている


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