6・29何が正しくて、何が悪いのか (2018/06/28)
23・デ・マイオ大通りを跨ぐ陸橋の脇にイッペーローショの花が咲いていた。しかし、ちょうど、陸橋の階段の中腹辺りに路上生活者が寝ていて写真をとりずらい。最近こうした人目に付きにくいところにはよく路上生活者が寝場所をつくって寝起きしている。麻薬が蔓延しているだけに、常習者だった場合、いつ襲ってくるかわからないから危ない。決して油断はできない。昔だったらせいぜいピンガ(安酒)に酔っぱらっているくらいだったが最近は混ぜ物の多い低品質で安い麻薬が売られていて、これらを買い求めるために金目のものを盗む路上生活者が増えたのだ。 昔はこれほど路上生活者がいなかった。この頃はサンパウロのシンボル、パウリスタ大通りにも昼間から毛布に包まって、道路脇で路上生活者がゴロゴロしている。ここ数年、特に増えた。国が荒れている証拠である。政治家は大統領をはじめ汚職贈賄を繰り返し、懐を肥やした結果である。今に日本も同じ道を歩むのではないだろうか。 ネットを見ていると日本の首相を始め政治家、権力者は平気で嘘をつく。いつからこのようになったのであろう? 自分より年上の人間は、しっかりとした道徳を身に着けていると思っていたのに、日大の理事長、相撲関係者、レスリング・・・、権力を持った人間たちが保身と欲にまみれている。弁護士も金さえもらえれば、それが悪いと解っていても嘘をついてでも勝つように弁護する。おそらく今の日本もブラジルも、世界中が同じであろうが 何が正しくて、何が悪いのか、それさえ分からなくなっていく。
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