7・1路上生活者の長距離移動は大変 (2018/06/30)
オルガニック野菜もじんわりと上がってきた。1,2レアル上がると葉野菜が4~5レアルだから20~30%のねあがりとなる。もっともオルガニックを買いに来る人は中流以上の人が多いから、さほど気にしないかもしれない。 じゃ~、僕もブラジルの中流以上かと思われるかもしれないが、僕はブラジルでいうと下流になるだろう。小さい頃から、母が宗教家で農薬は身体に悪いと教えられオルガニック野菜で育てられたこと、僕の年代の日本人誰もが平均的レベルの生活を営んでいる、と思いこむ傾向が強かったことから、さほど自分が貧乏人だと感じたことはない。そう思わせずに育ててくれた両親に感謝すべきか。 今朝のオルガニック市に行くバスには路上生活者が乗っていた。別に誰が乗ろうとかまわないのだが、空き缶のしずくが垂れる黒ビニールを持ち、何か月も身体服を洗ってないで乗り込まれると臭くて堪らない。セントロにある文化会館では映画を1レアル(約35円)で見られて良いのだが路上生活者も入ってくるので近くに座られると臭くてたまらない。差別をするつもりはないのだが、こうした人と一緒の空間に長時間いるのは臭い的に難しい。 始発のまだ動き出していないバスにのっていた路上生活者が、急に「バスを乗り間違えた、金を返してくれ」と騒ぎ始めた。コブランサ(車掌)が「あんた払わずに乗ったじゃない」という。バスの運転手にいたっては金をだまし取るためにそんなこというのだろう、と言う。僕には路上生活者が金をまきあげるためにそんなことを言っているのか、払わなかったことさえも忘れてしまったのか解らない。その彼はブツブツ言いながらバスを降りて行った。 路上生活者がバスに乗る場合、臭いなどで他の乗客に白い目でみられるし、バスの運転手によっては乗せてくれない場合もある。路上生活者の遠距離移動は大変だ
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